IBM SPSS Amos
検定・集計の手法についてご紹介します。
Tool 構造方程式モデリングを簡単に実行
IBM SPSS Amos は、モデルの指定、推定、評価、表示によって、変数間の関係性を仮説に基づいて示すための製品です。このソフトウェアを使用すると、標準的な多変量統計手法を使用する場合よりも精度の高いモデルを構築できます。ユーザーは、グラフィカル・ユーザー・インターフェースまたは非グラフィカルなプログラマチック・インターフェースのいずれかを選択できます。
SPSS Amos では、複雑な関係を反映した態度モデルや行動モデルを構築できます。このソフトウェアには以下の機能があります。
- 構造方程式モデリング (SEM): モデルの比較、確認、改良を簡単に実行できる使いやすい機能です。
- ベイズ分析の使用: モデル・パラメーターの推定精度が向上します。
- 多様なデータ補完手法: さまざまなデータ・セットを作成できます。
Screenshot SPSS Amosの画面イメージ
ドラッグ・アンド・ドロップ・インターフェース
SPSS Amos のドラッグ・アンド・ドロップ・ユーザー・インターフェースを使用すれば、ビジュアル方式で構造方程式モデルを簡単に作成できます。
データのインポート
SPSS Statistics の分析用データ・ファイルを SPSS Amos に簡単にインポートできます。
モデルの指定
ドラッグ・アンド・ドロップ方式の作図ツールを使用して、パス・ダイアグラム・モデルを素早く指定できます。パス・ダイアグラムでオブジェクトをクリックして、変数名やパラメーター値などの値を編集します。あるいは、単に変数リストから変数名をパス・ダイアグラム内のオブジェクトにドラッグして、モデルの変数を指定します。
プログラマー以外のユーザーは、パス・ダイアグラムを作図せずに、変更可能なスプレッドシートのようなテーブルにモデルを入力することによってモデルを指定できます。
分析のプロパティーの選択
パラメーターの標準化推定値や重相関係数の平方など、調べたい分析のプロパティーを選択します。パスの係数を直接的に指定することによって、パラメーターを制約し、モデルの精度を高められます。
出力の表示
SPSS Amos の出力には、共分散および回帰の重みの標準化推定値または非標準化推定値のほか、さまざまなモデルの適合性の測定値が示されます。ヘルプ・システム内のホット・リンクは、簡潔な英語での分析の説明にリンクします。
モデルの適合性の評価
モデルに修正を加えて、印刷物レベルの品質で出力を印刷します。 SPSS Amos の豊富な機能を補完するために、IBM SPSS Statistics Base と一緒に使用することをお勧めします。
inspection 詳細情報
SEM の提供
- ドラッグ・アンド・ドロップの作図編集ツールを使用して、グラフィカルなモデルを短時間で構築できます。
- 複雑な関係をリアルに反映したモデルを作成できます。
- 実測値か潜在値かを問わず、あらゆる数値を使用して他の数値を予測します。
- 非グラフィカルなスクリプト機能を使用すると、大規模で複雑なモデルを短時間で実行したり、わずかに異なる類似モデルを生成したりすることができます。
- 多変量分析を活用して、回帰、因子分析、相関、分散分析などの標準的な手法を拡張できます。
ベイズ分析の使用
- 詳細な事前分布の指定によって推定精度を高めることができます。
- 高速で自動調整が可能なマルコフ連鎖モンテカルロ (MCMC) 計算法を基礎として利用します。
- 順序カテゴリー・データと打ち切りデータで推定を行います。
- 簡略化した手法でユーザー定義の推定値を指定できます。
- 非数値型データに数値スコアを割り当てなくても、そのデータに基づいてモデルを作成できます。
- 正規性以外の前提がなくても打ち切りデータを扱えます。
さまざまなデータ補完手法の提供
- 回帰補完を使用して単一の完成されたデータ・セットを作成できます。
- 確率的回帰補完またはベイズ補完を使用して複数の補完されたデータ・セットを作成します。
- 欠損値や潜在変数スコアの補完も可能です。